ブルックラディクラシック
1881年にブレンダーとして有名なハーベイー家により設立された蒸溜所で、アイラ島の西海岸沿いに位置しています。
又、インダール湾を挟んでちょうど対岸にはボウモア蒸溜所が見える事も有名です。
ブルックラディとはゲール語で『海辺の丘の斜面』という意味。
1994年に、一度は閉鎖しれたものの、2001年5月に、かつてボウモア蒸溜所で“ブランド・アンバサダー“まで務めた“伝説の男“ジム・マッキューワン氏とボトラーズのマーレイマクダビット社の手によって、新たに命が吹き込まれました。
コンピューターや自動機器を一切使用せず、昔のままに職人さん達による妥協ない手造りで、設備も創業当時のものを未だに使い続けています。
又、ジム・マッキュワン氏は、その土地に根付いたそこでしか作れないウィスキーを作り出そうと『テロワール』の概念を当て込む為、大麦はアイラ島で作られているものをメインに使用しています。
アイラ島の中でも特に細くて長いスティルネックから造り出されるウィスキーは、最もエレガントで洗練された華やかな味わいを生み出していて、アイラモルトの中では、アイラ独特の要素は弱く、ドライでクリーン。甘味の要素も感じられ、後からほのかにアイラらしさが顔を出してくる感じです。香りもピート香は強くはなく華やかさが感じられます。
アイラモルトの入門編には良いかと思われますので、是非お試し下さいませ。